令和7年度「事業内スキルアップ助成金」の活用法 – 中小企業のスキルアップを支援!

今回は、令和7年度(2025年度)に東京都で実施される「事業内スキルアップ助成金」について、初心者の方でも分かりやすく詳しく解説します。

「人手不足や社員のスキル不足が課題…」
「従業員に専門知識を身につけてほしい…」
「従業員の離職率を下げたい…」
「生産性を上げて利益率を改善したい…」

そんな中小企業経営者の皆さんにとって、「事業内スキルアップ助成金」は大きなサポートになります!
本記事では、助成金の仕組みや申請方法、活用するためのポイントなどを詳しく解説します。しっかりと要点を押さえて、賢く活用していきましょう。

事業内スキルアップ助成金とは?

スーツを着た男性が考え込む様子を示した写真です

「事業内スキルアップ助成金」は、東京都内の中小企業等が従業員のスキルアップを目的とした研修を行う際に、その研修費用の一部を補助してもらえる制度です。 この助成金を活用することで、従業員のスキルを高めることができ、生産性の向上や従業員満足度のアップが期待できます。また、社員のスキルが向上すれば、業務効率が上がり、結果的に売上や利益の増加にもつながるでしょう。

事業内スキルアップ助成金を活用するメリット

  • 研修費用の負担が軽減される
  • 従業員のスキルが向上し、業務効率アップ
  • 顧客満足度の向上につながる
  • 離職率の低下
  • 従業員のモチベーションアップ

助成金の対象となる企業は?

会議の場でノートパソコンを前に議論をしている様子

以下の条件を満たしている中小企業が対象となります。

  • 東京都内に本社または営業所を有していること
  • 業種別の「中小企業」の基準を満たしていること

中小企業の基準

業種 資本金 従業員数
小売業・飲食業 5,000万円以下 50人以下
サービス業 5,000万円以下 100人以下
卸売業 1億円以下 100人以下
その他 3億円以下 300人以下
飲食業やサービス業など、多くの中小企業が対象になるため、幅広く活用可能です。
飲食店や小売店、美容室、建築会社、物流会社など、多くの業種が該当します。

助成金の対象となる研修とは?

助成金を受けるためには、実施する研修が以下の条件を満たしている必要があります。

  • 自社の従業員を対象としていること
  • 集合研修であること(オンラインの場合は双方向型が対象)
  • 専門知識や技能を習得する内容であること(専門的な技能知識を持つ指導員や講師による指導)
  • OFF-JT(業務を離れて受講する研修)であること
  • 一つの研修の総研修時間が3時間以上10時間未満であること
  • 受講者が2名以上で、研修時間の8割以上を受講すること

研修の具体例

飲食業での研修の例

  • 調理技術の向上
    • 調理技術研修(スペイン料理、和食、郷土料理など)
    • フードペアリング講座(ワイン、ウイスキー、クラフトビールとのマッチング)
    • 仕入れ・食材管理研修
  • 衛生管理
    • HACCP(ハサップ)対応研修
    • 食品衛生管理研修

共通スキルアップ研修の例

  • ITスキル
    • Microsoft Office(Excel、Word、PowerPoint)のスキル向上研修
    • SNS活用・集客力向上研修
  • 語学スキル
    • 英会話研修(接客・ビジネス用)
    • 外国人対応のための基本語学研修

助成金の金額は?

電卓を使って計算し、ビジネスデータを分析する様子

助成額は以下の計算式で決まります。 助成額=受講者数×研修時間数×760円

具体例

  • 5名の従業員が5時間の研修を受講した場合
    5名 × 5時間 × 760円 = 19,000円
  • 10名の従業員が8時間の研修を受講した場合
    10名 × 8時間 × 760円 = 60,800円
1企業あたり最大150万円まで申請可能!
費用を抑えつつ、質の高い研修が受けられるため、企業にとって大きなメリットとなります。

申請の流れ

申請書を手で持っている様子を示した写真です。

助成金を受け取るまでの流れは以下の通りです。

①交付申請(研修開始の1か月前まで)

  • 研修計画を立てて、必要書類を用意します。
    研修内容や目的を具体的に記載します。
  • 「東京しごと財団」へ提出します。

②研修実施

  • 計画通りに研修を行います。
  • 研修時には出席簿を作成し、出席状況の確認のため、受講者の自筆のサインをもらいます。
    また、研修風景の写真もしくはスクリーンショット(受講者と講師、撮影日時が入っているもの)を毎回必ず撮影します。

③実績報告

  • 研修終了後、必要な報告書を提出します。
  • 実施状況や参加者リスト、受講内容を詳細に記録します。

④助成金受領

  • 審査後、助成金が振り込まれます。
  • 必要な場合は追加の書類提出を求められることがあります。

申請時のポイント

  • 計画内容をしっかり整理
    目的や受講対象者を明確に記載しましょう
  • 研修内容は専門的なものを選ぶ
    実務に役立つ専門的な技能・知識・資格の研修であること(一般的なビジネスマナーや職場内コミュニケーション、日常会話程度の語学などは助成対象となりません)
  • 必要書類を忘れずに提出
    計画書、出席簿(受講者のサイン)、研修風景の写真など

助成金を活用するメリット

テーブル上に並んだMERITの文字と、背後にはソファと花が見えます。メリットを表す演出がされています。
  • 研修費用を削減できる
  • 従業員のスキルアップにより生産性が向上
  • 従業員のモチベーションアップにつながる
  • 新人研修やキャリアアップ研修にも活用可能

注意事項

  • 申請期限は研修開始日の1か月前まで
  • 研修内容や形式により対象外となる場合もあるので、募集要項を確認しましょう
  • 同じ研修内容を繰り返して申請する場合、認められない可能性があります

まとめ

黒板に「まとめ」と書かれた写真です。

「事業内スキルアップ助成金」は、従業員の成長と企業の発展を後押ししてくれる心強いサポート制度です。
従業員のスキルアップが、企業全体の競争力向上につながります。
ぜひこの助成金を賢く活用して、会社の成長につなげていきましょう!

※本サイトでは「補助金」、「助成金」、「支援金」等、知らないと損する支援制度を紹介しています。筆者の個人的な予想・見解も含みます。また、公式情報は日々更新・追加されることがありますので、申請・応募の際は最新情報を随時ご確認ください。正式・正確な情報は担当省庁等へ直接お問合せください。
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